オランダがギリシャに勝利するも、殊勲のファン・ダイクは卑劣な相手サポーターに激怒

写真:ギリシャサポーターに対し苦言を呈したファン・ダイク

10月16日に行われたEURO 2024予選のギリシャ代表 vs オランダ代表が行われ、3位につけていたオランダが試合終了間際のDFフィルジル・ファン・ダイクのPKで2位ギリシャに劇的勝利。順位を逆転させるとともに、本大会出場に大きく前進した。

PKを決めてヒーローになったファン・ダイクだが、試合後には不満の声を漏らした。イギリス『デイリーミラー』電子版が伝えている。

ファン・ダイクがまず言及したのは、試合が行われたアギア・ソフィア・スタジアムのピッチコンディションについて。

「ピッチを見たかい? ひどいものだったよ。このレベルの試合で、まだこんなことが許されるなんて信じられない。あんなピッチでプレーさせるなんて……本当に残念だよ。その中で、僕らは前半にPKを獲得してチャンスを作り(キックはヴァウト・ヴェグホルストが失敗し先制ならず)、カウンターで何度もチャンスを作ることができた」

そしてさらなる怒りを見せたのは、試合終了間際に自らPKを蹴った場面についてだ。

「終盤、相手は2人のストライカーを投入して僕たちを苦しませたけど、最後に僕らがPKを獲得し、それを決めることができた。ただ、あの場面では目にレーザーポインターの光を当てられたよ」

相手ファンの妨害にも動じずPKを決めたファン・ダイクは、その直後に耳を指で押さえて舌を出し、ギリシャのファンを挑発するような仕草を見せた。

また、試合後には自身のインスタグラムアカウントを更新。数点の画像の中には、レーザーポインターの緑色の光線を当てられている自身のカットもあり、「ブーン! 運転席に座り、来月この戦いを終わらせよう!」と11月の代表戦に意欲を見せる姿勢を示した。

なお、オランダは10月17日にアイルランドとホームで対戦し、11月にはジブラルタルと対戦する。これらの2試合に勝利すれば、オランダはグループBの2位で本大会出場権を手にすることができる。

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