南陽市の「南陽の菊まつり」は17日、熊野大社周辺から市中央花公園に舞台を移し後期が始まった。現代アートを意識した前期から様変わりし伝統の菊人形や菊花品評会などが中心で、来場者が見入っている。
菊人形は、NHK大河ドラマ「どうする家康」をイメージした人形6体で、菊の花をあしらった衣装をまとっている。屋敷内で仁王立ちする徳川家康、馬上で槍を持つ本多忠勝などの場面が再現され、訪れた人たちはカメラやスマートフォンで撮影していた。
猛暑で生育が心配された品評会用の菊は、事前の出品予定から約60点少ない約570点が並んでいる。見頃はこれからで、審査が行われる30日前後の見込み。
期間は11月5日までで、入場無料。週末を中心に各種イベントが開かれる。