オール福井産の特製中華そば…100食限定で提供 11月9日、越前市「めん祭り」で

地元産の食材にこだわった中華そばで「めん祭り」をPRする担当者=10月16日、福井県越前市生涯学習センター

 福井県越前市内の飲食店でつくる武生麺類業生活衛生同業組合は11月9日、4年ぶりとなる「めん祭り」を同市の道の駅越前たけふで開催する。目玉は、麺にチャーシュー、メンマ、ネギなどすべての食材を地元産でまかなった特製の中華そばだ。

 「越前市三大グルメ」の一つに数えられる、あっさり味の中華そば。同組合は、新型コロナウイルス拡大後4年ぶりに復活する恒例の祭りに合わせ、地産地消にこだわった「オール越前」のメニューを開発。10月16日、関係者に振る舞った。

 麺は県内産の「ふくこむぎ」を100%使用。チャーシューは越前市のブランド豚「白山ポーク」を使い、白ネギも白山地区の農家から取り寄せた。

 中でもメンマは、坂口地区の自治振興会が一から手作り。春過ぎに地区内で刈り取ったモウソウチクを3カ月間塩漬けし、軟らかくもシャキシャキとした歯ごたえに仕上げた。

 金子康幸組合長は「中華そばの聖地で、100%地元産の究極の逸品を味わってほしい」と来場を呼びかけた。

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 この中華そばは、祭り当日に100食限定で提供される。価格は750円。山楽(横市町)、栄庵(沢町)、若竹食堂(深草2丁目)の市内3店で前売りの食券を販売しているほか、当日券でも食べられる。

 祭りではおろしそば(750円)も限定300食で提供。同日は北陸新幹線県内開業4カ月前の記念イベントと銘打ち、道の駅でカニ漁解禁直後のセイコガニ丼も限定販売される。

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