偽物の“ドンペリP3” 詐欺と商標法違反の疑いで大阪の男らを逮捕 広島

高級シャンパン「ドンペリP3」のラベルを貼り付けたシャンパンをリサイクルショップに売ったとして、大阪府の男ら2人が再逮捕されました。

詐欺と商標法違反(直接侵害)の疑いで18日までに再逮捕されたのは、大阪府八尾市萱振町の無職の男(41)と、住所不定建設作業員の男(31)です。

警察によりますと、ことし4月、2人は別の男1人と共謀しフランスの企業・エムアッシュセーエス社製の「ドンペリP3」のラベルを貼り付けて化粧箱に入れたシャンパン1本を和歌山市のリサイクルショップに売却し、現金25万円をだまし取ったうえ、商標権を侵害した疑いがもたれています。

警察は捜査に支障があるとして2人の容疑を明らかにしていません。

警察がフランス企業に鑑定を依頼した結果、男らが貼り付けたラベルや化粧箱は本物でしたが、シャンパンは市場価格で80万円以上する「ドンペリP3」ではなく、1本2万円ほどの「ドン・ペリニヨンヴィンテージ」だと分かったということです。

2人は9月、同様の手口で「ドンペリゴールド」のラベルを貼り付けたシャンパン2本を大阪府のリサイクルショップに売却し、商標権を侵害した疑いで逮捕されていました(それぞれ11日付・18日付で処分保留)。

警察は無職の男が売却役とみていて、事件に関与したとみている別のもう一人の男の行方を追うとともにいきさつを調べています。

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