来春の花粉飛散量、今年春の半分程度か でも平年比の1.2倍 ウェザーニューズ予測

膨らんだスギの雄花

 気象情報会社「ウェザーニューズ」(千葉市)は18日までに、栃木県内で2024年春、スギやヒノキ花粉の飛散量が平年の約2.6倍だった23年春の半分程度になるとの予想を発表した。一方、過去10年間の平均と比べると、約1.2倍の飛散量となる模様だ。

 同社によると、飛散量が多かった23年春の反動で、栃木県を含む関東や西日本では、来春の飛散量が減少すると見込まれている。24年春の栃木県の予測飛散量は23年比45%。関東・山梨県でも60%となる見通し。

 一方、23年夏の記録的な暑さや日照時間の延びにより雄花の成長が促されたため、平年に比べるとやや増加する予測で、24年春は平年(14〜23年の平均)比で115%となっている。

 また日本気象協会(東京都)が18日までに発表した予測でも、関東甲信地方で23年比80%の一方、例年(過去10年の平均値)比では150%で「多い」飛散量となっている。

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