温泉愛を歌に込め 別府市ゆかりの音楽家がユニット結成、CD制作【大分県】

ユニットを組み、CDを作った(右から)依田彩さんと細川晶生さん
別府と温泉への思いを詰め込んだCD「THE 温泉道」

 【別府】別府市ゆかりのミュージシャンが音楽仲間とユニット「温泉組合~テルマエ・テルメ」を結成し、別府八湯の魅力と温泉愛を盛り込んだCDを制作した。タイトルは「THE 温泉道」。オリジナル9曲を引っ提げ、20、21日に市内で初めてライブを開く。

 ユニットのメンバーは国内外で活躍するバイオリン・二胡奏者の依田彩さん(福岡市出身、東京在住)とスパニッシュギタリストの細川晶生さん(盛岡市出身、東京在住)の2人。

 依田さんは別府市の祖父母(故人)宅に幼少時から訪れていた。7年前に父が亡くなり、祖父母の家も相続。時々、市内に滞在しているという。知り合いが増え別府愛が高まる中、温泉好きという細川さんと意気投合。「泉都の地元民と温泉愛好者を楽しませたい」とユニットをつくった。

 CD「THE 温泉道」には、2人が作詞・作曲した「べっぷんロール~八湯トリップ」「地獄で散歩」「人生は温泉」「関さば食べたい」など9曲を収録した。入浴のイメージに合うカバー曲を含め全13曲。ボーカルは依田さんと細川さんが担当。大分市出身のパーカショニスト橋本容昌(ようすけ)さんも協力している。

 依田さんは「遊び心あふれる1枚に仕上がった。市民みんなが口ずさむようになってくれたら」と期待する。

 CDは専用サイト(ayamusic@violin.style)で販売する。3300円。

 ライブは20日午後7時半、21日同5時半から。会場は「CafeしゃぶN.Cafe」(北浜)で入場料は投げ銭形式(1ドリンク注文必要)。問い合わせは同Cafe(070.2388.5000)。

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