男性警部補が部下を膝蹴りや平手打ち、「自分の人柄を理解、手を出しても大丈夫と思った」 本部長訓戒に

京都府警本部

 部下の警察官に膝蹴りや平手打ちなどのパワハラをしたとして、京都府警監察官室は19日までに、南署の30代男性警部補を本部長訓戒の内部処分にした。処分は5日付。

 府警によると、警部補は今年2~7月、勤務後に部下と飲食店を利用した後、店外で部下の背中を膝蹴りした。別の部下と懇親のために訪れた別の店でも店外で平手打ちをした。また、他の部下が内部試験を受験する際に「どうせ受からない」と能力を否定する不適切な発言をしたという。

 警部補は「部下が自分の人柄を理解し、手を出しても大丈夫と思った。(発言は)気楽に受験してほしいと冗談のつもりだった」と話しているという。府警監察官室は「職員に対する指導と人事管理を徹底する」としている。

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