ニューカッスル、賭博疑惑のトナーリに関する声明を発表。代理人はギャンブル依存症を公表

写真:今後はクラブがトナーリとその家族をサポートしていく

ニューカッスルは10月18日、同クラブ所属で、不正賭博疑惑の渦中にあるイタリア代表MFサンドロ・トナーリに関する声明を発表した。

トナーリはユヴェントスのイタリア代表MFニコロ・ファジョーリ、アストンヴィラに所属するイタリア代表MFニコロ・ザニオーロとともに不正賭博に関与した疑いが浮上。トナーリとザニオーロは10月のインターナショナルマッチウィークでイタリア代表に招集されていたが、疑惑浮上を受けて代表から除外されることに。その後、トナーリはニューカッスルに戻り、トレーニングに励んでいた。

ニューカッスルはクラブの公式サイトで次のような声明を発表している。

「ニューカッスル・ユナイテッドは、サンドロ・トナーリが違法賭博行為に関連してイタリア検察庁とイタリアサッカー連盟(FIGC)の捜査対象になっていることを認める」

「サンドロは捜査に全力に取り組んでおり、今後もあらゆる関係当局に協力していく。彼と彼の家族は、今後もクラブの全面的なサポートを受けることになる。現在進行形のプロセスのため、サンドロ本人とニューカッスルは、現時点でこれ以上のコメントをすることはできない」

また、トナーリの代理人を務めるジュゼッペ・リソ氏は、トナーリがギャンブル依存症であることを公表した。

「彼(トナーリ)はショックを受けており、非常に悲しんでいる。彼は自分が間違いを犯したことを認識しており、かなり動揺している。しかし、決意を持ってこの問題に取り組まなければならないことを理解している」

「彼はギャンブル依存症という、キャリアの中で最も重要な試合に出場している。私は彼がこの戦いに勝利すると確信している」

今回、疑惑が浮上した3人には最大3年間の出場停止処分が科させられる可能性があるが、ファジョーリに関しては情報開示や捜査への協力姿勢を示したことに加え、ギャンブル依存症の治療を受けることを表明したことで、7カ月間の出場停止処分に軽減された。

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