広島マリーナホップ終了後の跡地活用 事業メンバーからマツダ離脱で大手コンサル参加

広島市にあるマリーナホップの跡地に計画されている、車をテーマにした体験型施設の事業について、構成メンバーのマツダが離脱し、別のコンサルティング会社が加わることが分かりました。

広島市西区にあるマリーナホップの営業終了後は、跡地活用として車をテーマにした体験型エンターテインメント施設が計画されています。

計画は当初、自動車用品事業などを手掛けるトムスが代表法人。広島トヨペットが構成メンバーとなっていました。その後、去年8月に広島トヨペットが辞退。代わりにマツダと広島マツダ、それにバルコムが参加していました。

県によりますと先月、トムスからの申し出があり、構成メンバーからマツダが離脱。新たに東京のコンサルティング会社「デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社」が加わることになったということです。

辞退の理由としてマツダは、「各国の規制強化やカーボンニュートラルへの対応など環境変化が当初の想定を上回るスピードで進んでいる。経営資源を集中して投入する必要がある」などとしているということです。今後は応援企業の1社として事業に関わるということです。

県はマツダ辞退の可否のほか、有識者の意見を聞いた上でトムスから提出された新たな事業実施計画案について、承認するかどうか判断するとしています。

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