恭仁京跡に広がるコスモス畑が見頃、住民が丹精込め育てる 京都・木津川

ピンクや白のコスモスが風に揺れ、秋を感じさせている(京都府木津川市加茂町)

 京都府木津川市加茂町の史跡恭仁京跡で、コスモスが見頃を迎え、訪れた人たちに秋の訪れを告げている。

 住民でつくる「瓶原(みかのはら)まちづくり協議会」が、恭仁京跡整備の一環で2007年からコスモスの栽培を続けている。今年は7月末に種をまき、草引きなどの手入れをして丹精込めて育てた。ピンクや白などの花々が計約1.6ヘクタールの畑に広がっている。

 松本雅史会長(74)は「雨不足と猛暑の影響で例年より背丈が低くて心配したが、きれいに咲いてよかった」と話した。夫婦で渡り鳥の観察に訪れた市内の女性(74)は「毎年、きれいに咲かせてくれて感謝です」とほほ笑んだ。見頃は11月中旬まで。

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