盛岡市神明町に「保護猫カフェ」を兼ねた就労継続支援B型事業所ドリームキャットハウス神明町(田中貴大施設長)が開業した。保護猫が新しい家族と出会う機会を提供し、障害者の自立支援につなげる。同様の形態は県内で初めて。障害者が生き生きと働き、人も猫も幸せに過ごすことができる場所を目指す。
盛岡バスセンターから徒歩3分ほどの店内には、猫をテーマにした絵画や雑貨が並ぶ。1階はカフェでパンケーキ、ハンバーグなどの軽食やランチを提供。コーヒーは就労継続支援B型事業所のワーク小田工房(滝沢市)で焙煎(ばいせん)した豆を使う。
2階では12匹の保護猫が利用客を迎える。おもちゃで遊んだり、おやつ(100円)をあげて触れ合ったりできる。うち5匹は盛岡市のNPO法人もりねこから預かっており、受け入れに向けた面談も申し込める。
営業は1階カフェが午前10時~午後5時、2階ふれあいルームが午前11時~午後5時(最終入場は同4時半)。利用料金は30分800円から。小学生以下と障害者手帳や受給者証がある人は半額。定休日は毎週日曜。問い合わせは019.681.6272へ。