小型犬、大型犬の2倍近くの寿命も老化は早い、認知能力に差 ハンガリーの大学で1万5000匹を研究

小型犬は、大型犬より2倍近く生きるものの、老化が早いことが分かってきた。ハンガリー・ブダペストのエトヴェシュ・ロラーンド大学の研究者らは、ウィペット、スタッフォードシャーブルテリア、シュナウザーなど体重10キロから30キロまでの犬をペットに迎えることを推奨している。

以前にも小型犬の寿命が長いことは証明されていたものの、今回の研究では犬のサイズが認知能力にどう影響を及ぼすかにも焦点が当てられた。

1万5000匹の犬を対象に実施された研究によると、30キロを超える犬は加齢による身体的衰えは早いものの、認知能力の衰えは遅いことが判明。研究を指導したボーバラ・トゥルクサン氏はこう話す。「大きな犬は早い時期に肉体的な衰えを経験し、病気が積み重なってきます。感覚機能の低下が、老犬の行動に繋がるものの、精神的な衰えはそれよりずっと後に始まることがわかりました」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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