政府、日本版ライドシェアを検討 地域、時間帯限定し導入案

 一般ドライバーが自家用車を使って乗客を有償運送する「ライドシェア」の導入を巡る政府の検討方針が19日、分かった。過疎地など交通の便が悪い地域に限って認めている「自家用有償旅客運送」制度を活用し、適用地域の拡大やタクシーが不足する時間帯に認める案を軸に議論。「日本版ライドシェア」と位置付ける。岸田文雄首相が23日の所信表明演説で導入に向けた検討を明らかにする。

 一般ドライバーが乗客を有償で運ぶことは「白タク行為」として原則禁止されている。ただ、観光地や過疎地でタクシー不足が深刻化しており、対応する必要があると判断した。

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