中国、政策金利を据え置き 景気対策の効果を見極め

北京の中国人民銀行

 【北京共同】中国人民銀行(中央銀行)は20日、事実上の政策金利で、金融機関の貸出金利の目安となる「ローンプライムレート(貸出基礎金利、LPR)」の1年物を3.45%に維持した。据え置きは2カ月連続。

 習近平指導部は景気対策を進めており、効果を見極める方針だとみられる。人民元相場の対ドルでの下落傾向が続いており、利下げで米中の金利差が拡大して元安が進むことを警戒した可能性がある。

 住宅ローン金利の基準となるLPRの5年物も4.2%を維持した。

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