去就不透明なムシアラ、リヴァプールが関心も“親友”の存在が影響を与える可能性も

写真:去就が不透明となっているムシアラ

ドイツ代表MFジャマル・ムシアラはバイエルンでの将来が不透明なものになっているが、その去就に“親友”の存在が影響を与える可能性があるという。イギリス『デイリーミラー』電子版が伝えている。

現在20歳のムシアラは昨シーズン、バイエルンで公式戦通算47試合に出場し、16ゴール16アシストというセンセーショナルな成績を残した。ブンデスリーガ最終節のケルン戦で途中出場から試合終了間際に劇的な決勝ゴールを奪い、バイエルンの逆転優勝に大きく貢献したのは語り草となっている。

しかし、バイエルンでの今の状況は理想的とは言えない。現在の契約は2026年6月30日までとなっており、契約更改交渉は4月にスタートする予定だったものの、いまだに行われていない。また、ムシアラ自身は不動のレギュラーになれていない現状に不満を抱えているという。

そんな状況を受け、リヴァプールがムシアラの獲得を目指しているようだが、一方でレアル・マドリードも関心を寄せている。同クラブに所属するイングランド代表MFジュード・ベリンガムとムシアラの長年にわたる友情が、去就に影響を与える可能性があると『デイリーミラー』電子版は報じている。

ムシアラはドイツとイングランドの二重国籍を持っており、幼少期はサウサンプトンやチェルシーの下部組織に所属。年代別イングランド代表でプレーしていたこともあった。その頃、代表でチームメートだったのが同い年のベリンガムで、2人は当時から友情を育んでいたという。以前、ムシアラはイギリスのサッカー専門誌『FourFourTwo』で次のように語ったことがある。

「ジュードと僕はすぐに仲良くなった。年代別イングランド代表への遠征中、僕たちはたくさん笑い合い、一緒に卓球をし、テレビや映画を見た。プロのサッカー選手になることを夢見ていた、ただの2人の若者だった。ジュードとは親友だし、これからもその関係は続く」

また、昨年に行われたドイツのスポーツ誌『Sport Bild』の取材では、将来イングランドに戻る可能性があるかどうかを問われ次のように語っている。

「プレミアリーグは本当にハイレベルなリーグで、ビッグスターが集っている。でも、いつか自分もそこに行くかどうかは分からない。分かっているのは、イングランド時代は本当に楽しかったということだけだ。考慮すべき要素はたくさんある。僕はバイエルンにとても満足しているけど、6、7年後に何が起こるかは分からない」

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