中古車販売大手ビッグモーターによる保険金不正請求問題で、行政処分に向けた「聴聞（ちょうもん）」が行われましたが、名古屋の店舗関係者は出席せず、処分が確定する見通しです。
国土交通省は、ことし7月に立ち入り検査を行ったビッグモーターの全国34店舗に対し、車検業務の停止などの行政処分を行う方針を示しています。
このうち名古屋市港区の名古屋茶屋店について、車検の一部を行っていないなどの違反が確認されたことから、民間車検場としての指定を取り消す最も重い処分にする予定です。
国土交通省・中部運輸局は10月20日、ビッグモーター側の言い分を聞く「聴聞」を実施しましたが、ビッグモーター側は欠席しました。
国土交通省はこの結果を踏まえ、近く、指定取り消しの処分を確定させる見通しです。
