オナナOUT、ラムズデールINはあり得るのか? ユナイテッドOB「あのミスのあと、どこが彼を獲得するんだ?」

写真:マンUで苦戦するオナナ

かつてマンチェスター・ユナイテッドでプレーした元トリニダード・トバゴ代表FWドワイト・ヨーク氏が、同クラブへの適応に苦労するカメルーン代表GKアンドレ・オナナについて語った。

今夏の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッドに加入したオナナだが、ここまで実力を発揮しているとはいいがたい。現地時間9月20日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節のバイエルン戦では、甘いコースに飛んだシュートを防げずに先制点を献上。その後の試合でも、何かと不安定さが目立っている。

イギリスメディア『football.london』は、マンチェスター・ユナイテッドがオナナの後継、もしくはバックアッパーとなれるようなGKの補強に動く可能性があることを伝え、そのターゲットとしてアーセナルで出番を失っているイングランド代表GKアーロン・ラムズデールの名前を挙げた。

ラムズデールは、今季開幕当初こそ正守護神を務めていたものの、現在はブレントフォードからレンタル移籍で加入したスペイン代表GKダビド・ラヤにポジションを奪われ、ベンチを温める機会が増えている。UEFA EURO 2024出場を望んでいるラムズデールはアーセナルでポジション奪取を目指す一方、「そうならなかった場合は――3、4週間後には分かるだろう」と、移籍の可能性も示唆している。

D・ヨーク氏は「ラムズデールがユナイテッドに加入することも推測はできるが……」と前置きしたうえで、次のように語った。

「しかし、オナナはクラブと5年契約を結んでいるんだ! 彼は一体どこへ行くんだ? あのミスのあと、どこが彼を獲得するというんだ?」

「(エリック・テン・ハフは)監督として、このような問題に対処しなければならない。たとえ監督が退団を望んでも、選手は出て行きたがらないかもしれない。今のクラブでより良い契約を結んでいるからだ」

「たしかに、オナナは最高のスタートを切れたわけではない。我々は彼を熱心に見守るつもりだが、間もなくアフリカネイションズカップが行われるので、それは彼にとってチャンスになるかもしれない。まぁ、様子を見てみよう。今後数カ月は興味深いものになるだろうね」

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