大津高サッカー部活動再開 いじめで自粛、大会出場へ

熊本県立大津高校

 サッカー強豪校の熊本県立大津高(大津町)は20日、サッカー部員の男子生徒が全裸で土下座させられたいじめを巡り、自粛していた部の活動を23日に再開すると明らかにした。部員の保護者会で説明した。29日に初戦がある全国高校選手権の県大会にも出場する。

 昨年1月、大津高が出場中だった全国高校選手権の応援で訪れた宿泊所で、全裸での土下座の様子を撮影された。県教育委員会は今年9月29日、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に認定。高校は7月に把握し、県教委に1カ月以上報告していなかった。

 部員数は約230人。Jリーガーや日本代表を多数輩出している。

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