姉妹そろって栄誉に輝く 宇都宮の高橋希衣さん、咲希さん 「全国ひらがな・かきかたコンクール」で最高賞

姉妹で栄誉に輝いた高橋希衣さん(左)と咲希さん

 【宇都宮】全国書写書道教育振興会主催の第35回「全国ひらがな・かきかたコンクール」で、泉が丘小6年高橋希衣(たかはしきい)さん(11)が小学6年毛筆の部で最高賞の文部科学大臣賞を受賞した。妹の同校1年咲希(さき)さん(7)は小学1年硬筆の部で、最高賞相当のひらがな名誉大賞を獲得。姉妹そろって栄誉に輝いた。

 コンクールは幼児、児童を対象に、ひらがなの書写技術向上と書写教育の普及を目的として毎年実施している。今回は硬筆、毛筆の両部に計1万2240点の応募があった。

 希衣さんは2年前、毛筆の部で初めて学年最高賞を受賞。昨年は入賞したが、「直せる部分があった」。最後のコンクールとなった今年は、お手本に近づける努力をしつつ多様な線の太さや字形に挑戦し、納得のいく作品にしようと練習を重ねた。最高賞に返り咲き「自分の書き方を認めてもらえた」と喜びを表した。

 咲希さんは、一昨年、昨年と2年連続硬筆の部で学年最高賞を受賞。小学生になった今年は、学校の宿題や工作、絵画などやりたいことが増えて練習時間の確保に苦労したという。それでも「きれいな字を担任の先生に褒められたい」という一心で練習を続けた。「ちょっと心残りがあったけど賞が取れてうれしいし、字を書くのは楽しい」と笑顔で話した。

 2人の作品は同振興会の「ネット展」で公開している。

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