マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハフ監督が、開幕以来、低調なパフォーマンスが続いて批判にさらされているカメルーン代表GKアンドレ・オナナを擁護した。イギリス『BBC』電子版が伝えている。
オナナは今夏、4720万ポンド(約85億8870万円)の移籍金でインテルから加入。開幕から正守護神を務めているものの軽率なミスが目立ち、ここまで公式戦11試合に出場してクリーンシートがわずか3回だけという成績も相まって、各方面から批判を浴びている。
そんなオナナに対し、テン・ハフ監督はマンチェスター・ユナイテッドのレジェンドGKたちのクラブ加入当初と比較しながら次のように擁護した。
「ピーター・シュマイケルやダビド・デ・ヘアのようなユナイテッドのビッグGKも、加入当初はあまり良くなかった。アンドレにとっては、その歴史を少し知ることはいいことだと思う。彼はもっと良くなるだろう。それは我々も、そして彼自身も理解している」
「プレミアリーグに参入するすべての選手には適応する時間が必要だ。しかし、彼はステップアップしなければならない。彼にはそれができるし、私もそれができると確信している。我々は彼と一緒に多くの喜びを分かち合えるだろう」
また、テン・ハフ監督はスウェーデン代表のキャプテンとしてアウェーでのベルギー代表戦に出場し、試合の直前にブリュッセルの街で発生した銃撃事件に直面したDFヴィクトル・リンデロフについても言及した。
「事件は本当にひどいものだった。犠牲者とその親族、家族、友人にとっては悲しいことであり、私たちの想いは彼らとともにある。ヴィクトルはスウェーデン代表のキャプテンとして前に出て発言しなければならなかった。最悪の経験だったはずだ」
「試合後、彼は疲れ切っていて、一晩中眠れなかったようだが、なんとか対処してくれた。トレーニングに戻り、エネルギーを蓄え、次の試合に出場する準備はできているよ」