FW上月壮一郎が所属するドイツの名門シャルケ。現在はDAZNの番組でMCを務める内田篤人氏が長くプレーしたクラブとして、日本でも抜群の知名度を誇る。
チームは22-23シーズンの1部リーグを17位で終えて降格となり、今季はブンデスリーガ2部に所属。しかし、懐かしい胸ロゴも復活したユニフォームは1部所属クラブに劣らない好デザインだ。
Schalke 2023-24 adidas Home
シャルケ 2023-24 adidas ホーム ユニフォーム
23-24新ホームユニフォームは、ブルーを基調にホワイトで各部を彩る伝統のカラーリング。濃淡ブルーの極細ストライプがスタイリッシュな一着だ。
今季は2部リーグ所属とあって注目度も決して高いとは言えないユニフォームだが、洗練されたデザインは一見に値する。何よりも胸の「VELTINS」ロゴマークが大変懐かしい。
背面首元には“Ein Leben lang(生涯にわたり)”をレタリング。この言葉は「一生クラブを応援する」と歌うサポーターのチャントの一節に使われている。
パンツはホワイトでソックスはブルーが基本スタイル。シャルケらしい伝統のカラーコンビネーションで、この素晴らしいユニフォームを1部リーグで見られないのが残念だ。
そんな今季ユニフォームの胸に付く「VELTINS」。古くからのシャルケファンやブンデスリーガファンには、ある種の郷愁を誘うロゴかもしれない。
Schalke 2023-24 adidas Away
シャルケ 2023-24 adidas アウェイ ユニフォーム
23-24新アウェイユニフォームは、ホワイトを基調に肩から袖にかけてのライトブルーが爽やかな印象を与えるデザイン。
ライトブルーはシャルケのユニフォームで度々使われる色。今回のカラーリングは21-22シーズンのアウェイユニフォームを彷彿とさせる。
Schalke 2023-24 adidas Third
シャルケ 2023-24 adidas サード ユニフォーム
23-24新サードユニフォームはブラックを基調色とし、ブルーとホワイトのV字が力強さを感じさせるデザイン。シャルケでこのようなV字はおそらく初めての採用と思われる。
今季の胸スポンサー「VELTINS(フェルティンス)」はドイツのビールブランド。現在のホームスタジアムは2005年に同社がネーミングライツを取得し「フェルティンス・アレーナ」と呼ばれている。
ただしシャルケとはそれ以前からパートナーの関係で、1997-98から2000-01シーズンまではユニフォームの胸スポンサーを務めていた。今季はその00-01シーズン以来の復活である。
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実は今季のユニフォームが最初に発表された際は「VELTINS」との契約前で胸スポンサーが空白の状態。そこでクラブでは“ファン・エディション”として胸にチーム名を入れたユニフォームを発売し、プレシーズンマッチで着用していた。
ちなみにシャルケは1970年代の一時期、ユニフォーム胸部にチーム名を入れていたことがある。
23-24シーズンの「VELTINS」ロゴ入りユニフォームは、クラブ公式オンラインストアやadidasオンラインストアで販売中。「Schalke 04」のファン・エディションは、現在キッズサイズのみ購入可能だ。
今では世界的にレアで懐かしい新品ユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。“あの頃”を思いだす数々のユニフォームやグッズは見るだけでも楽しいです。