いま「ファッション好きに街で着てほしい」サッカー“代表”ユニフォーム5選

ファッションアイテムとして人気が高まるサッカーユニフォーム。

シンプルなスタイルから個性的な着こなしまで、楽しみ方も人それぞれで興味深い。

現在サッカーの世界では代表戦の時期。そこで、ファッション好きにぜひ街で着てほしい「代表チームのユニフォーム」5着を選んでみた。

一部を除いては古着ユニフォームショップなどで入手が可能。もしユニフォームに詳しくなくても、店員さんに尋ねれば優しく教えてくれるはずだ。

イタリア代表

イタリア代表 2012 Puma アウェイ ユニフォーム

まずはファッションの国イタリア代表のユニフォームからご紹介。この代表チームのユニフォームは海外の有名人による着用率もわりと高めという印象がある。

le coq sportif(ルコックスポルティフ)、Diadora(ディアドラ)、Kappa(カッパ)、Nike(ナイキ)、adidas(アディダス)など、イタリアの歴代ユニフォームには名門ブランドが名を連ね、それぞれの時代に名作と呼ばれる人気ユニフォームが存在する。

そんな数ある中から今回は2012年のアウェイユニフォームを選出。胸の青いボーダーは1950年代~70年代のデザインを再現したレトロスタイルだ。

欧州No.1を決める欧州選手権(EURO2012)に向けたユニフォームだったが、結果的にこの大会では使われなかった。そのためメジャー感があまりなく印象の薄いユニフォームが、ファッション面ではそれがプラスに働くかもしれない。

ブラジル代表

ブラジル代表 2000 Nike アウェイ ユニフォーム

思いっきりレトロな方向へ舵を切るなら2000年前後のユニフォームもオススメ。この時代のブラジル代表ユニフォームはまだ90年代の影響が残るデザインだった。

ブラジルといえば黄(カナリア色)が代名詞。だが青も街着には使いやすく、むしろ今の季節ならこちらのほうがピッタリかも。

この2000モデルは襟にクルーネックを採用し、各部に白を配したシンプルなデザイン。当時では当たり前だった少し長めの袖丈も、今ならオーバーサイズ感があって良いかもしれない。

Nikeはこの次に発表した2002年の日韓W杯モデルで、2000年代という“新時代”を肌で感じる斬新なユニフォームを投入する。この2000モデルは、まだ90年代レトロなNikeを感じられる貴重なユニフォームなのだ。

オランダ代表

オランダ代表 2010 Nike ホーム ユニフォーム

少し明るめで鮮やかな色使いを求めるのならオランダ代表のオレンジなどがオススメ。2010年のユニフォームのオレンジは今の季節に使いやすい、ほど良い色調かもしれない。

オランダはオレンジを基本とするが、デザインは時代によってだいぶ異なる。オレンジの明るさも同様だ。

この2010モデルはクルーネックを採用し、シンプルに黒を組み合せた少しレトロテイストのデザイン。全体的な雰囲気は2000モデルを思い起こさせる。

脇に差し込む白のストライプもアクセントに。2010年W杯でのユニフォームなので生産数も多く、古着ユニフォームショップなどでもまだ比較的容易に見つけられるだろう。

アルゼンチン代表

アルゼンチン代表 1996 adidas ホーム ユニフォーム

大胆にスローバックするなら90年代のユニフォームはいかがだろうか。少し季節感はズレるかもしれないが、アルゼンチン代表の青白縦じま(正確には水色と白)も良いかもしれない。

アルゼンチンのユニフォームはこの2色のストライプがトレードマーク。時代によってスタイルは異なるものの、不変の鉄板デザインだ。

この1996モデルは、1997年に開催された南米No.1を決めるコパ・アメリカや1998年フランスW杯・南米予選などで使用。上腕部分の鋭角ストライプが個性的でアクセントとして効いている。シンプルなストライプが好みならば1998年W杯モデルなどもオススメ。

もっとも、この時代のアルゼンチンのユニフォームは人気アイテム。古着でも入手は決して容易ではないだろう。日本国内よりも海外で探したほうが早いかもしれない。

イングランド代表

イングランド代表 1999 Umbro ホーム ユニフォーム

シンプルで美しく、それでいてレトロなサッカーユニフォームをお探しならば、イングランド代表の1999モデルがオススメ。透かしのボーダーを走らせる生地の美麗な光沢感に惚れ惚れするはずだ。

2000年の欧州選手権(EURO2000)での記憶が残るユニフォーム。チームとしては良い結果を残せなかったが、白と紺を組み合せたシンプルなユニフォームは人気の一着となった。

90年代後半といえばイケメンのデヴィッド・ベッカムが最もイケメンだった時代。貴公子に美しいユニフォームという組み合せもまた華やかであった。

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イングランド代表には、主にサプライヤー(メーカー)がUmbroの時代に傑作が多い。

EURO1996で着た襟付きのホームキット、1998年フランスW杯での赤いアウェイキット、片側ストライプがアイコニックな2002年日韓W杯でのホームキットは現在でも人気。だが美しさで選ぶならこの1999モデルだ。

1999モデルは古着ならまだ見つかるはず。生地の光沢を思えば新品で見つけたいが、それは極めて困難だろう。もし状態の良い古着を見つけたら即買いかもしれない。

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