ロボット相撲九州大会、大分工業高1年生ペアが優勝 高校の部「ラジコン型」【大分県】

高校の部ラジコン型で優勝した田崎陽翔さん(前列右から3人目)、梅木瑠花さん(同4人目)と未来ロボット工学研究部のメンバー=大分市の大分工業高

 【大分】大分工業高(大分市芳河原台)の1年生ペアが、全日本ロボット相撲大会2023九州地区予選会(1日・福岡県)の高校の部「ラジコン型」で優勝した。11月の高校生全国大会(福島県)と12月の全日本全国大会(東京都)に出場する。

 競技はラジコン型と自立型の2種目あり、2人一組でロボットを直径約1.5メートルの土俵上で戦わせる。ラジコン型はロボットを操作して動かし、自立型は事前に組み込んだプログラムで動かす。当日は高校の部と、社会人や大学生らも参加する全日本の部があった。

 高校の部のラジコン型には12校の20台が出場。同校の未来ロボット工学研究部の田崎陽翔(はるか)さん(15)=電子科1年=と梅木瑠花さん(15)=電気科1年=が製作したロボット「なでしこ」が優勝した。

 田崎さんは「ロボット相撲がやりたくて入学を決めたのでうれしい。緊張したが、周囲の人の支えで勝てた」。梅木さんは「全国でも相手を圧倒できるよう頑張り、優勝を目指す」と意気込んだ。

 他にも全日本の部の自立型で鳥本喬介(きょうすけ)さん(17)=電子科3年、二宮晴(はる)さん(18)=同=の「紫陽花(あじさい)」が準優勝するなど、同部から計4チームが全国大会への出場を決めている。

 顧問の中野裕教諭(54)は「1年生ペアの優勝は珍しい。相手の動きが読めており、作戦がうまくはまっていた。全国大会でも一つずつ勝ち進んでほしい」と話した。

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