【宇都宮】本県からの志願者を増やそうと、上智大(東京都千代田区)は21日、駅前通り3丁目のチサンホテル宇都宮で、入試説明や体験授業などを行う「出張ミニオープンキャンパス」を県内で初めて開いた。
北関東の隣県に比べ志願者が少ないことから、2024年度の入試に向けて本県を重点県として企画。県内外の高校生、保護者など81人が参加した。
トークセッションでは、鹿沼市出身の文学部3年篠原諒丞(しのはらりょうすけ)さん(21)と、市出身の外国語学部1年平塚菜々海(ひらつかななみ)さん(18)が「入試に向けて勉強だけでなく社会情勢を知ることも必要」「外国人の留学生も多く多様性が魅力」などと、入試対策や大学の魅力を語った。
総合人間科学部の樋口匡貴(ひぐちまさたか)教授による体験授業や入試説明、個別相談もあり、参加者は授業や説明を熱心に聞き入っていた。
宇都宮短大付属高3年瀬尾(せお)あかりさん(18)と同島田心結(しまだみゆう)さん(17)は「初めて聞くことが多く参加して良かった」と口をそろえ、瀬尾さんは「四ツ谷駅前の立地が素晴らしく、文系理系の隔たりがないことも魅力」、島田さんは「留学先の多さに引かれました」と話した。