74台、高岡疾走 トヨタ・ガズーレーシング

高岡大仏を背景にスタートする車=高岡市大手町

 トヨタ自動車の「トヨタガズーレーシング(TGR)ラリーチャレンジin高岡万葉」は22日、高岡市内で行われ、全国から参加した74台が公道を疾走し、白熱のレースを繰り広げた。今年で10回目となり、関係者からは今後も継続開催を希望する声が聞かれた。

 参加者は車の排気量や技能ごとに9クラスに分かれ、高岡大仏前からスタート。一般車両を封鎖した公道約90キロのコースを走ってタイムを競った。大仏前には多くの市民やファンが訪れ、車が一台ずつスタートするたびに旗を振り、声援を送った。車に親しみを持ってもらおうと、スタートの合図は子どもも担当した。車が好きで毎年レースに足を運んでいるという高岡市の向由真君(11)は「とても迫力があってかっこ良かった。楽しく合図が出せた」と笑顔を見せた。

 同市伏木1丁目の日本総合リサイクルでは、関連イベント「トヨタガズーレーシングパーク」も行われた。トヨタ自動車の新郷和晃執行役員は「市や地元の協力で大会が継承されている。引き続き実施していきたい」と話した。

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