サケつかみ取り、大鍋汁など楽しむ 鮭川でまつり

サケを捕まえて力一杯掲げる参加者=鮭川村・鮭の子公園

 まるごとさけがわ鮭まつりが22日、鮭川村の鮭の子公園で開かれ、多くの親子連れがサケのつかみ取りや熱々のサケの大鍋汁などを楽しんだ。

 秋の恒例行事として知られ、37回目の今回は鮭川きのこ王国まつりと同時開催し、昨年の倍以上という約6千人が来場した。サケの豊漁を祈願する豊漁祭が行われたほか、原木にキノコを植える体験やステージショーなどが繰り広げられた。

 メインイベントのサケのつかみ取りは体長70センチほどの約110匹を用意。参加者は寒さを忘れて池に入り、逃げ回るサケを隅に追い込み、力強く抱えていた。仙台市青葉区から家族で訪れた、上杉山通小3年松村結仁君(8)は「どこに追い込むか、作戦を考えて捕まえるのが楽しかった。家に帰ったらオリーブオイルをかけ、焼いて食べたい」と笑顔を見せた。

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