2連勝のユベントス、指揮官はミラン相手に無失点の守備を評価 「うまく機能していた」

守備の出来を評価したアッレグリ監督[写真:Getty Images]

ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督がミラン戦の勝利を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

22日、代表ウィーク明けからいきなりセリエA第9節のミラン戦というビッグマッチを迎えた3位・ユベントス。前半の終盤にミランのドイツ代表DFマリック・チャウが一発退場となり数的優位を得ると、後半にはイタリア代表MFマヌエル・ロカテッリのシュートがディフレクションしながらゴールイン。追加点こそ奪えなかったものの、アウェイで1-0の勝利をあげ、リーグ戦2連勝とした。

アッレグリ監督は試合後、クリーンシートを達成したチームの守備の出来を称賛。特に、最終ラインのイタリア代表DFフェデリコ・ガッティとブラジル代表DFグレイソン・ブレーメルについては名指しで称えた。

「前半は守備がうまく機能していた試合だった。サッカーは一瞬一瞬の積み重ねだし、(モイゼ・)ケアンの良いプレーでミランにレッドカードをもたらし、数的優位を得た」

「終盤はミランにカウンターのチャンスを与えることがないよう、より忍耐強く、上手にゲームを進める必要があった。1人少なくなればドリブルもタックルもしないし、狭いコースにパスも出さない。でもそれは普通のことだ」

「選手の多くは若いし、サン・シーロでプレーするのは簡単ではない。そうは言っても、選手たちには感謝しかない。とてもハッピーだ。(ラファエル・)レオンが違いを生み出せたかもしれないが、守備が非常に良かった。ガッティとブレーメルはチーム全体と同様に隙を与えなかった」

今回の勝利でミランをリーグ首位から引きずり降ろし、勝ち点差も「1」に縮めたユベントス。しかし、アッレグリ監督はストイックな姿勢を見せている。

「自分たちが改善するために何をしなければならないか自覚している場合のみ、今回の勝利は我々を別の次元へと導いてくれるだろう。勝利だけで満足していては遠くまで進めない。それほど大きな変化がある試合ではない」

今回の試合でファーストチームデビューを飾った18歳のU-19オランダ代表DFディーン・ハイセンや決勝点を決めたロカテッリにも言及した。

「今日はハイセンのデビュー戦となったことも嬉しく思う。落ち着いて成熟したプレーを見せていた。2005年生まれの選手にとってそれは普通のことではない」

「我々はシーズン前半を良いものにできるよう努めていく。それから様子を見てみよう。ロカテッリ? 彼は気質的にも技術的にもユベントスの選手だ」

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