ブランド品など盗み1300万円被害 京都の百貨店などで、窃盗容疑で男2人追送検

京都府警下京署

 百貨店で高級ブランド品などを繰り返し盗んだとして、京都府警下京署が窃盗の疑いで、京都市内の20代の男2人を逮捕し、総額で約1300万円の被害を裏付け、追送検したことが23日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、逮捕されたのは、京都市左京区、販売業の被告(26)=窃盗罪で公判中=と、中京区、販売業の被告(27)=同。

 捜査関係者の説明によると、2人は4月下旬から6月下旬にかけ、京都市や神戸市、名古屋市など複数の百貨店で、ブランドバッグなど少なくとも十数点を盗んだ疑いが持たれているという。下京署が6月下旬、京都市下京区の百貨店で、高級ワイン1本(約270万円相当)を盗んだとして、2人を窃盗容疑で逮捕していた。

 2人は犯行時の役割を分担し、27歳の容疑者が「商品を見せて」などと店員に依頼してバックヤードに向かわせ、その隙に26歳の容疑者が展示中の商品を持ち去っていた。盗品はリサイクルショップなどで転売したとみられる。26歳の容疑者は「資金繰りが大変で、現金が必要だった」などと供述し、27歳の容疑者は黙秘しているという。

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