星稜サヨナラV 敦賀気比に1-0 北信越高校野球

【星稜ー敦賀気比】優勝し笑顔で駆け出す星稜の選手=福井県福井市の県営福井球場

 第149回北信越高校野球大会は23日、福井県営野球場で決勝が行われ、星稜(石川1位)が敦賀気比(福井3位)を延長十回タイブレークの末、1―0のサヨナラ勝ちで下し、春秋通算8季ぶり22度目(秋は4年ぶり10度目)の優勝を果たした。星稜は11月15日に神宮球場(東京)で開幕する明治神宮野球大会の出場を決めた。

 試合は投手戦となり、九回までで0―0と決着がつかなかった。星稜は延長十回、2死満塁で代打・中島幹大が右中間へサヨナラ打を放ち勝負を決めた。投手陣は先発・道本想と2番手・佐宗翼の好投が光った。山下智将監督は「2年生を中心にチーム全員で勝ち取った勝利」と喜びを語った。

 北信越地区の来春の甲子園への出場枠は2で、星稜と敦賀気比の出場が濃厚となっている。

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