入札予定価格伝えた見返りにカープ戦のチケット受け取る 元広島県職員に有罪判決

広島県が発注する工事の入札予定価格を伝えた見返りに、業者からカープ戦のチケットを受け取ったなどとして、広島地裁は元県職員の男に執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

判決を受けたのは元広島県職員の曽根田英一被告49歳です。

判決によると、曽根田被告はおととし、県立高校の改修工事をめぐり、業者側に入札予定価格を伝えた見返りにカープ戦のチケットを受け取るなどしました。

23日の判決公判で広島地裁の石井寛裁判長は、「職務行為の公正と信頼を損ねた」と指摘。「公表されていない情報を教え、入札の公正さを軽視している」などとして、懲役2年6か月、執行猶予4年、追徴金12万2200円を言い渡しました。

弁護側は控訴する意向です。

【2023年10月23日放送】

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