大山の重文社殿、修繕費を募集 神社が支援呼びかけ、鳥取

「大神山神社奥宮」の社殿の写真を示してクラウドファンディングでの支援を呼びかける相見和紀宮司(右)=23日、鳥取県米子市

 国指定重要文化財「大神山神社奥宮」(鳥取県大山町)で進む社殿などの修繕費用が不足しているとして、相見和紀宮司(69)が23日、同県米子市で記者会見し、クラウドファンディング(CF)での支援を呼びかけた。神社が負担する約1億1千万円のうち5千万円ほどが準備できていない。12月15日までに目標額500万円が集まればCFは成立するが「少しでも多くの支援をお願いしたい」としている。

 奥宮は中国地方の最高峰・大山の中腹、標高約900メートルに位置する。本殿と拝殿を別の建物でつなぐ「権現造り」と呼ばれる建築様式の神社として日本最大級。234枚の天井絵でも知られる。

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