イタリア1部フィオレンティーナとキットサプライヤーのKappaは19日、「Viola Park Collection」と題した限定版のレトロジャージを発表した。
“Viola Park”とは今月完成したクラブの新しいトレーニング施設で、それを祝うジャージとしてリリースされている。
Fiotentina 2023-24 Kappa Viola Park Kit
フィオレンティーナ 2023-24 Kappa ヴィオラ・パーク レトロジャージ
限定版として発表された100%綿素材のレトロジャージ。当然だが見るからにクラシックでシンプルなデザインで、その美しさがユニフォームファンに絶賛されている。
背面右裾には目立たないようにシャツと同色で彩るシリアルナンバータグを装着。このジャージはクラブ創設年にかけて1926着の限定販売となる。
今回のジャージのエンブレムは通常のものではなく、フィレンツェの象徴であるユリ(アイリス)の花を付ける。これはフルール・ド・リスというホームタウンであるフィレンツェの街の紋章がその由来で、クラブと街の象徴となっている。
デザインは特定のユニフォームをモチーフにしたというよりも、1950年代から80年代にかけて使われたいくつかのユニフォームを彷彿とさせるもの。その中から一つをご紹介したい。
今回と同じようにパープル一色で大きめの襟を付けるユニフォームだと、左胸にユリの花を付けたユニフォームでは50年代・60年代に見られたスタイルだ。
エンブレムは異なるが、胸に「CRODINO」ロゴを付けた画像の1986-88モデルも今回のモチーフとなった可能性がある。
今回のレトロジャージで見過ごしがちだが大きなポイントが右胸のKappaロゴマーク。オミニと呼ばれるマークの下にブランド名をレタリングするスタイルは、主に90年代で使っていたものだ。
前述の通りこのレトロジャージは1926着の数量限定で販売。プレミアム感あふれる特別ボックスに収納される。
「Viola Park Collection」はクラブ公式オンラインストアで販売中。現時点でまだ在庫は残っているようだ。
今では世界的にレアで懐かしい新品ユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。“あの頃”を思いだす数々のユニフォームやグッズは見るだけでも楽しいです。