583日ぶりに公式戦出場のタウンゼン、就職活動の苦労を語る「どのクラブも契約してくれなかった」

写真:583日振りに公式戦に出場したタウンゼン

ルートン・タウンに所属するアンドロス・タウンゼンは、現地時間10月21日に行われたプレミアリーグ第9節ノッティンガム・フォレスト戦に後半27分から途中出場した。この試合はタウンゼンにとって583日ぶりの公式戦出場、プレミアリーグでは通算265試合目の出場となった。

現在32歳のタウンゼンは、トッテナムやニューカッスル、クリスタルパレスなどでプロキャリアを歩んできた。2021年の夏にクリスタルパレスからエヴァートンへ加入するが、2022年3月に左ヒザの前十字じん帯を損傷する大ケガを負い長期離脱を強いられる。その後、ケガの影響もあり2022-23シーズンは公式戦の出場はなく、今年の夏にエヴァートンを退団。未所属の状態が3カ月続いた。10月11日にルートン・タウンがタウンゼンの獲得を発表し、来年の1月までの短期契約となった。

イギリス『デイリーメール』電子版を通じ、タウンゼンが未所属期間の苦労と今の心境を語っている。

「正直、(所属するクラブが決まり)素晴らしいよ。ケガをする前は、自分が全盛期だと感じていた。試合に出場し続ければ、元のプレーやそれ以上のパフォーマンスを見せることができると思う」

「今年の夏はバーンリーに加入する見込みだったんだ。プレミアリーグにまた戻れると思っていたが、交渉が成立しなかった。だから新しい機会を求めて世界中でサッカークラブを探したんだ。遠い昔の夏のことのように思うよ。自分の能力を疑っていなかったが、どのクラブも契約しようとしなかった。トルコ、UAE、サウジアラビア、ギリシャなど、思いつく限りすべての国に行ったよ。チームを探すのにこんなに苦労するとは思わなかった」

「フランスのクラブと話をしていたところ、ルートン・タウンから電話があったんだ。トレーニングに招待されて感銘を受けて、1月までの契約を申し出たんだ。最高のコンディションを整えるのに3カ月かかるかもしれない。それでも(短期契約が切れるまでの)12試合で自分がここにいる価値があることを証明するよ」

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