【カンボジア】副首相が中国の広州訪問、投資誘致に意欲[運輸]

カンボジアのスン・チャントル副首相は22日、中国の広州市を訪問した。新興企業によるカンボジアへの投資を誘致するとともに、国内の鉄道インフラ整備に向けて同市の地下鉄を視察することなどを目的としている。クメール・タイムズ(電子版)が23日に伝えた。

投資認可当局のカンボジア開発評議会(CDC)副会長を兼任するスン・チャントル氏は、中国の新興企業によるカンボジア進出を促すため、広州市政府系の投資会社、広州産業投資控股集団(広州産投集団)が運営する起業家育成施設を訪問。カンボジアが外国人に有利な条件などを投資関連法で定めていることを強調し、カンボジアへの視察を呼びかけた。

スン・チャントル氏はまた、広州市の地下鉄を運営する広州地鉄集団の丁建隆会長と会談。鉄道の運営や開発などについて話し合ったほか、カンボジア主要都市での地下鉄建設に関する事業化調査(FS)の実施を呼びかけた。

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