任期満了に伴う福井県の福井市長選挙(12月3日告示、10日投開票)を巡り、共産党北越地区委員会は10月23日、党候補の擁立見送りを決めた。擁立を一時模索していた参政党も既に見送りを決めており、これまでに出馬を表明している前副市長で新人の西行茂氏(69)と、元県議で新人の鈴木宏治氏(49)の一騎打ちの公算が大きくなった。⇒福井市長選挙2023の開票速報ページはこちら
同委員会によると、党独自候補の擁立を目指して検討してきたが「既に出馬を表明している候補者の政策に、党などがこれまで求めてきた子育て支援策が具体的に盛り込まれており大局的な判断から見送った」という。
同市長選に共産党候補が出馬しないのは、元衆院議員の故笹木竜三氏と現職の東村新一氏の一騎打ちとなった2015年以来。投票は党員の自主投票になる。
参政党は擁立を一時模索したが15日までに見送りを決めた。
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同市選管は11月2日午後1時半から、立候補予定者説明会を市役所別館大講堂で開く。9月1日現在の選挙人名簿登録者数は男性10万2568人、女性11万732人の計21万3300人。