尾花沢市の夜の銀山温泉を映像技術で彩る「千年廻廊（かいろう）」が、同温泉街で開かれている。大正ロマンと先端技術の共演で幻想的な雰囲気に包まれ、訪れた観光客を魅了している。
日が暮れて温泉街のガス灯が点灯すると、中央を流れる銀山川でプロジェクションマッピングの上映が始まった。時の流れをテーマとした映像で、万華鏡のような模様などが次々と浮かび上がり、訪れた人たちはカメラを構えるなどして見入っていた。同温泉組合の小関健太郎副組合長（39）は「古いものと新しいものを組み合わせ、銀山温泉の新しい魅力をつくっていきたい」と話す。
今年は試験的に入場無料としている。期間は11月26日まで。時間は午後5～9時。金、土、日曜と祝日は大正ろまん館から有料シャトルバスを運行する。
