「今年1番の貧弱さ」無敗で首位キープのトッテナム、ポステコグルー監督は勝利にも後半に不満「不機嫌なのは私のキャラクター」

首位キープも改善のために不満を口にしたポステコグルー監督[写真:Getty Images]

トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、フルアム戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

23日、プレミアリーグ第9節でトッテナムはホームにフルアムを迎えたロンドンダービーを戦った。

無敗で首位を走るチーム。暫定的ではあるが、マンチェスター・シティとアーセナルに勝ち点で追い越されたことで、この試合で敗れれば首位陥落となる。

ハードな守備を見せるフルアムに対して苦戦をするも、36分にはソン・フンミンがネットを揺らして先制。その後も苦しい展開となるが、54分にジェームズ・マディソンが追加点。GKグリエルモ・ヴィカーリオの好セーブもあり、2-0で勝利を収め、無敗をキープするとともに首位を守った。

試合後、ポステコグルー監督は、選手たちのハードワークを称えながらも、後半の戦い方には不満を示した。

「良い勝利だった。選手たちはハードワークし、今年もそうだったが、ボールを持っていない時の我々の働きが際立っていた。それが試合に勝った理由だ」

「前半我々は良かったし、我慢しなければならなかった。フルアムはよく組織されていたので、少し時間を置かなければならなかった。おそらく自分たちが作ったチャンスで、あと数点決めて試合を終わらせることもできたはずだ」

「後半、我々のボールの扱い方が本当にもったいなかった。そして無駄だった。正直なところ、今年1番の貧弱さだった」

「ヴィク(グリエルモ・ヴィカーリオ)は数秒間傑出した活躍を見せ、我々を無失点に抑えた。我々は勝利を収める。これも我々にとって良い勝利だったが、学ぶべきことはたくさんある」

「誤解しないで欲しいが、みんなは楽しむべきだ。私が不機嫌なのは、それが私のキャラクターだからだ。結局のところ、我々がなりたいチームになりたければ、結果に惑わされずに改善するための機会と教訓を得る必要がある」

「勝てない日もあるだろうが、我々は自分たちのサッカーをしているので、そのパフォーマンスを喜んで称賛したい。この結果によって、自分たちにはできるという事実が失われるということはない。後半よりもボールを保持し、より良いプレーができるということをすでに示している」

また、2試合連続、今季4度目のクリーンシートを達成。カラバオカップ(EFLカップ)ではPK戦の末に敗れた相手の勝利を喜び、守備の良さを称えた。

「我々のディフェンスは、グループ全体、プレスのやり方、そしてそのプロセスに規律を保ったやり方で素晴らしかった。それが我々に勝利をもたらせた。試合のその他のことと同じぐらい重要なことでもある」

「改善すべき点は常にあり、今後も改善していく。後半は、これまでではできなかった自由なサッカーができたと感じた。本当に規律あるアプローチをしてきたと思う」

「その中で、私の役割は、選手へのフィードバックに常に正直であるということだ。それが彼らが望んでいることであり、どうすればより良くなるかを知りたいと思うはずだ」

「そして、我々は選手から多くのことを得ている。我々は後半から、自分たちの実力を見せつけられるというものをたくさん持っている」

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