暦の上で霜が降り始める「霜降」にあたる24日、広島市の縮景園では晩秋を告げる風物詩「マツのこも巻き」が行われました。
園内ではおよそ360本あるすべてのマツにわらで作った「こも」が巻きつけられていきました。
「こも巻き」はマツの害虫、「マツカレハ」の幼虫が冬を越すために木から地面に降りる習性を利用し、「こも」に誘い込んで駆除するための作業です。
作業員は高さ1.5メートルあたりの位置に「こも」を巻き、荒縄で縛っていきました。
24日は二十四節気で霜が降り始める時期とされる「霜降」です。けさの広島市中区の最低気温は13.3℃で平年並みでした。
神奈川から観光で訪れた女性2人
「いいです、すごくいいです。暑くもなく寒くもなく。過ごしやすいです」
「こも」は来年3月初めの「啓蟄」の日に取り外されるということです。