【管理栄養士監修】お菓子から料理まで、米粉の賢い使い方

【管理栄養士監修】

お菓子から料理まで
米粉の賢い使い方

お菓子やパンを作る過程で、余ってしまう食材はよくありますよね。
そんな悩みを解決するために、管理栄養士がおすすめの活用方法を紹介していきます。
今回は近頃人気が高まっている「米粉」について取り上げます。
(プラントベースやサスティナブルの視点を取り入れ、米油や豆乳など植物性食品を中心に使用しています)

米粉とは

米粉とは
うるち米を細かく砕いて粉状にしたもの。
一般に「上新粉」とも呼ばれ、かしわ餅、ようかん、せんべいなどの原材料として広く利用されています。また、もち米の粉である「白玉粉」は団子、求肥、大福もちなどの原材料として日本では広く使われてきました。

米粉の種類はさまざま
米粉といってもお米の品種や製粉方法によって性質は全く別物。 焼き菓子に適した製菓用米粉、パンをふっくらと膨らませるのに適したパン用米粉などがあります。
米粉の粒子の細かさによって、向き不向きがあるので、レシピに合った米粉を選ぶことが重要です。

「思っていた仕上がりと違う…」

という経験はありませんか?

適した米粉を選ばないと「膨らみが期待とは違った」「出来あがりの生地のまとまりが悪かった」というケースも。

「上手くいかず余ってしまった米粉の使いみち、どうしよう…」と悩んでいませんか?
そんなときはおかずに米粉を取り入れてみましょう! 小麦粉や片栗粉の代わりに、衣やつなぎ、とろみ付けなど、手軽に米粉を使った料理を楽しめます。
グルテンを控えて腸内環境を整えたい方や、小麦アレルギーの方にもおすすめです。

米粉を使った

おすすめ活用方法3選

米粉は溶けやすくダマになりにくいため、実は料理にも非常に使いやすい特徴があります。
余ってしまった米粉を使ってできる、簡単な活用方法をご紹介します!

米粉で作る揚げ物はサクッと軽い食感の衣に。米粉は水と混ぜても粘り気が出ることなく、薄付きで、食材の食感やおいしさをしっかり感じることができます。
__【おすすめ料理】
フリット、からあげ、天ぷら、ムニエル__

ハンバーグやお好み焼き、チヂミなどは卵の代わりに、米粉ととろろ芋を加えるのがおすすめ。ふわっとした口当たりになるのでおいしく食べられます。
__【おすすめ料理】
ハンバーグ、お好み焼き、チヂミ__

米粉はダマになりにくいので、片栗粉の代用としてとろみ付けをするのにおすすめです。
__【おすすめ料理】
シチュー、ハヤシライス、八宝菜__

衣にするならコレ

魚介のフリット

米粉と炭酸水でサクッ&ふわっとした衣が特徴のフリット。天ぷらより簡単で、薄い衣で油っぽくないのがうれしい。
いかや白身魚、なすやオクラと相性抜群!

【所要時間】15分
【数量】2人分
【アレルギー物質(特定原材料:7品目)】なし

つなぎにもなる!

ハンバーグ

米粉と豆腐をつなぎにすれば、卵やパン粉に頼らなくてもふんわりジューシーな食感に。
めんどうな豆腐の水切りは不要!

【所要時間】20分
【数量】2人分
【アレルギー物質(特定原材料:7品目)】なし

とろみ付けなら

豆乳シチュー

野菜は多めの油でじっくり炒めて、素材のうまみを閉じ込めて。豆乳を加えたら、分離しないよう沸騰直前で火を止めるのがポイント!


開封した米粉をそのままにしておくとなんだか気になりますよね。 「開封した粉は冷蔵庫に入れたほうがいいのかな…でも冷蔵庫に余分なスペースなんてない」という経験、きっとあるんじゃないでしょうか。 米粉があれば、衣・つなぎ・とろみ付けなどに大活躍!
今回ご紹介した3つのレシピが、家のキッチンに眠っている米粉を使うきっかけになるとうれしいです。

cottaで取り扱っている米粉商品はこちら

米粉のおすすめコラム

お菓子・パンレシピ特集はこちら

膨らまない・パサパサの原因と対策をご紹介!

味や食感の違いを検証。分量や焼き方も詳しく解説!

定番のスポンジ・パウンドケーキ・クッキーで比較してみました。

もちふわの蒸しパンやサクほろクッキーの作り方をご紹介。

気軽に作れて美味しい焼き菓子レシピの特集です。

素朴な疑問をすべて解決!

はじめての米粉パン作りにおすすめです。

お食事系からおやつのマフィンまで。

© 株式会社TUKURU