保育園児と住民が植えたコキアが真っ赤に 笑顔で抱きつき「大きくなった」

背丈ほどあるコキアの中で遊ぶ園児ら(南丹市園部町・木崎町児童公園)

 京都府南丹市園部町の木崎町児童公園で、隣接する園部保育所の園児と住民が植えたコキアが赤く染まり、見頃を迎えている。園児らは丸く愛らしい姿に育った140本をなでたり抱きついたりして「ふわふわ」「ちくちく」と感触を楽しんだ。

 木崎町など園部町の9区でつくる「桐ノ庄郷(さと)振興会」が昨年から育てている。今年は苗の数を2倍にし、6月に5歳児クラスの約30人と一緒に植えた。住民が毎日水やりをし、10月上旬から真っ赤に色づいている。

 見頃に合わせ、5歳児と住民が同公園に集まった。園児らは背丈ほどあるコキアの中に分け入り「大きくなった」「ちょっとざらざらする」と喜んだ。

 10月末まで楽しめるという。枯れれば住民がほうきに加工し、同保育所にも贈る。昨年は園児が掃除に使ったほか「魔女ごっこ」のため人気を集めたという。

© 株式会社京都新聞社