土石流 “被災者の声” 反映を…復興めぐり初の懇話会を開催 静岡・熱海市

静岡・熱海市で起きた土石流災害で被災した伊豆山地区をめぐり、復興計画の進捗状況などを意見交換する懇話会の初会合が開かれました。

懇話会は、熱海市が策定した復興計画の進捗状況や現状について話し合い、被災者の考えが反映されているかを確認するために開かれました。1回目の23日は、市の担当者が復興に向けた河川の改修や道路整備について説明しましたが、委員に委嘱された被災者などから、伊豆山に情報発信拠点を整備することや、復興の状況についてわかりやすい説明を求める声があがりました。

( 伊豆山地区 町内会の代表 髙橋 一美 委員)

「やっと一歩踏み出そうとしているのかなという歩み寄り感は感じられた。歩み寄れば住民は意見を言える場になれる、行政はここからが勝負どころ」

(被災者 太田 かおり 委員)

「住民のことを理解しているのかどうかがすごく疑問。住民の意見を聞くところから、もう一度そこに戻って始めたら、このままよりももっと早く前に進むのではないか」

今回出された意見は、2024年3月に開かれる予定の、2回目の懇話会までに取りまとめられるということです。

© 株式会社静岡第一テレビ