色鮮やかな髪に独創的なスタイル 日本一の美容技術を競い 美容師らが集結 “コロナ禍経て念願開催”

美容技術を競う全国大会が24日、広島で初めて開かれました。3年前にコロナ禍で中止になって以来、念願の開催となりました。

色鮮やかな髪、そして独創的なヘアスタイル…。広島初開催となった「全日本美容技術選手権大会」です。会場には、美容師や観客など約6000人が集まりました。全国の地域から選ばれた出場者が、8つの部門で日本一を競います。

近藤志保 記者
「フリースタイルカット競技の部門がスタートしました。観客から声援も受けながら、美容師たちは技術をアピールしていきます」

「フリースタイルカット」競技の部では、29人の出場者が実際にモデルを相手にトレンドのヘアスタイルを作り上げます。

出場者が最も多い「カット&ブロー」競技の部では、事前にカラーリングしたウィッグを使って、40人が繊細な技を競います。

北海道からの出場者
「イメージは海…」
徳島県からの出場者
「緑と黒がトレンドっぽい感じだったのでそれをバランスよくつくろうと思ってがんばりました」
兵庫県からの出場者
「(練習は)営業終わりに3時間ほどカットとブローを何回も何回も繰り返して。みんなトップクラスの技術を持ってきているので勉強になる」

1962年から始まったこの大会は、今回で51回目となります。2020年に広島での開催が予定されていましたが、新型コロナの影響で中止となっていました。

広島県美容業生活衛生同業組合 山本拓治 理事長
「この大会を通じて一般消費者の方に美容業のすばらしさを伝えたい。お客さまのために何ができるかっていうことを考え直すいいきっかけになればいいかなと思っています」

来年は、富山県で開催されます。

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