サクラ大戦の「拾い箱」 高岡市内3カ所に設置

サクラ大戦のキャラが描かれた「拾い箱」=高岡市立博物館

  ●松原さん代表作 日本財団・海洋ごみ対策

 日本財団が海洋ごみ対策として進める「海と日本プロジェクト」の一環で、高岡市内3カ所に24日、市民が街で拾ったごみを入れる「拾い箱」が設置された。同市出身のアニメーター松原秀典さんの代表作の一つ「サクラ大戦」のイラストがあしらわれている。

 拾い箱は、海洋ごみにつながる街のごみを拾ってもらう取り組み。環境省の調査では、富山県の海岸ごみの8割が県内で出たものと分かっている。

 プロジェクトに取り組む「とやまミライラボ」(富山市)が高岡市立博物館、道の駅「雨晴」、JR氷見線伏木駅に設置した。高岡市の木である桜にちなんで「サクラ大戦」のキャラクターをデザインし、3カ所で描かれたキャラがそれぞれ異なる。いずれも11月末まで置かれる。

 これまでに大分県で「進撃の巨人」、静岡県で「ちびまる子ちゃん」など、各地に縁のあるイラストをデザインした拾い箱が設置されている。拾い箱が置かれた高岡市立博物館では11月2日~1月8日に「松原秀典展」(富山新聞社主催)が開催される。

© 株式会社北國新聞社