編物技能検定作品コンクールで最高位受賞 北上・武重春枝さん

文部科学大臣賞に輝いた武重春枝さん(右)と理事長賞を受けた釼吉まき子さん

 岩手県北上市の常盤台編物教室(下瀬川恵子代表)に通う同市村崎野のパート従業員武重(たけしげ)春枝さん(74)は、本年度の編物技能検定作品コンクール(全日本編物教育協会主催)で最高位の文部科学大臣賞に輝いた。デザインの独自性や高い技術が評価された。武重さんは「奥深い世界で面白く、さらに上達したい」と意気込んでいる。

 作品は紺や白、茶の3色が美しい夏物のジャケット。下瀬川代表(69)と相談してデザインを考え、棒針とかぎ針を使って手編みした。円形に編む求心編みの高度な技も用い、半年かけて仕上げた。

 同教室は11月8~12日、同市北鬼柳の江釣子ショッピングセンターパルで「あみもの作品展」を開き、武重さんと釼吉さんの受賞作も展示する。

 問い合わせは下瀬川代表(080.1819.0659)へ。

© 株式会社岩手日報社