ジャイアンツの新監督が決定か メルビン監督がパドレスから移籍

ゲーブ・キャプラー監督を解任し、来季に向けて新監督探しを進めていたジャイアンツ。パドレスから面接の許可を得たことで、ボブ・メルビンが新監督の最有力候補に浮上していたが、MLB公式サイトが関係者から得た情報によると、メルビンはジャイアンツの新監督に就任することに合意したようだ。今季まで2年間パドレスの指揮を執ったメルビンは、2020年から4年間ジャイアンツを率いたキャプラーの後任として、球団史上40代目(サンフランシスコ移転後18代目)の監督に就任することになる。

ベイエリア出身のメルビンは現在61歳。現役時代は捕手として10年間メジャーでプレーし、1986~88年の3シーズンはジャイアンツでプレーした。マリナーズ(2003~04年)、ダイヤモンドバックス(2005~09年)、アスレチックス(2011~21年)、パドレス(2022~23年)と4球団の監督を歴任し、合計20シーズンで通算1517勝1425敗(勝率.516)を記録。8度のプレーオフ進出を果たし、2007年、2012年、2018年と3度の最優秀監督賞に輝いている。

パドレスとの3年契約があと1年残っていたメルビンだが、A・J・プレラー編成本部長との関係が悪化していることが報じられており、ジャイアンツがキャプラーを解任したときから後任の有力候補に挙げられていた。ジャイアンツのファーハン・ザイディ編成本部長とはアスレチックス時代に一緒に仕事をした経験があり、そうした縁もメルビンのジャイアンツ移籍を後押ししたとみられる。

エライアス・スポーツ・ビューロー社によると、同地区の異なる2チームで連続して指揮を執る監督は、過去35年間ではジェフ・トーボーグ(2001年エクスポズ・2002年マーリンズ)、ブルース・ボウチー(2006年パドレス・2007年ジャイアンツ)、フレディ・ゴンザレス(2010年マーリンズ・2011年ブレーブス)、ジョン・ファレル(2012年ブルージェイズ・2013年レッドソックス)に次いで5人目になるという。ボウチーはパドレスからジャイアンツに移ったあと、2010~14年の5年間で3度のワールドシリーズ制覇を成し遂げており、メルビンにはその再現が期待されることになりそうだ。

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