迫るドラフト会議 競合は? 広島・1位公表 本格派右腕・常廣羽也斗(青山学院大) 「カープの戦略でもあるし誠意でもある」スカウト部長

26日(木)に迫るプロ野球ドラフト会議。広島カープは、13日、青山学院大学の 常廣羽也斗 投手を1位指名すると公表しています。担当スカウトとスカウト部長にRCC野球解説者の 天谷宗一郎 さんが話を聞いています。

広島カープ 白武佳久 スカウト部長(10月13日)
「1巡目の選手を誰にするかということを決めさせてもらいました。青山学院大学の常廣くん」

カープがドラフト1位指名を明言したのは、青山学院大学の 常廣羽也斗 投手です。常廣投手は大分舞鶴高校出身、最速155キロのストレートと完成度の高い変化球を持ち味とし、ドラフトで最も注目を集める右の本格派です。

青山学院大学 常廣羽也斗 投手
「バッターと勝負するっていうところ、その気持ちだけは誰にも負けないです」

― 大学4年間で成長したことは?
「まっすぐのスピードとか変化球もそうなんですけど、それ以上にバッターと対戦する中でのタイミングの作り方とか、そういうことが一番伸びたかなと思います」

白武佳久 スカウト部長
― 常廣投手のよさは?
「ぼくから見ると、オールマイティーに先発もできる、抑えもできる。次世代を率先して引っ張っていってもらえる存在じゃないかなということで。競合するだろうということで公表させてもらったんです、逆に。これがカープの戦略かもしれんし、誠意でもあるし、はい」

広島カープ 常廣投手担当 高山健一 スカウト
― 常廣投手の評価ポイントは?
「ことしのピッチャー陣の中で即戦力に近い投手かなと」

― 常廣投手の適正は?
「うーん、でも、やっぱり先発のローテーションに入ってほしいという思い」

― 他球団も含めてなぜ評価が高い?
「ボールの質もいいですし、やっぱり三振を多くとれるというところが魅力かなと思います」

― 聞くところによると、一般入試で大学に入った?
「ですけど、本人はまだ(大学の)単位が取り切れていないので今、必死にがんばっているみたいですね」

天谷宗一郎 さん
担当スカウトの方も言ってましたけど、やっぱりストレートの質。わかっていても打てないストレートの質と 永川勝浩 コーチ(元投手)を彷彿させるフォークの落差というふうに言っていたので非常に楽しみです。

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