京都・高山寺、金堂を一般初公開 本尊の釈迦如来坐像も

高山寺がお披露目する本尊の釈迦如来坐像=京都市

 国宝「鳥獣戯画」で知られる世界遺産高山寺(京都市右京区)が、11月11~20日に金堂の内部と本尊の釈迦如来坐像を初めて一般向けにお披露目するのを前に25日、共同通信の取材に公開した。普段は法要などにしか使っていない。境内は山に囲まれており、紅葉の季節に合わせ「寺の新たな魅力を感じてほしい」としている。

 高山寺は鎌倉時代に明恵上人が再興。金堂と坐像は一度焼失し江戸時代に仁和寺(右京区)などから移築したとされる。

 金堂の屋根は2018年9月、台風による倒木で半壊。クラウドファンディングで1500人以上から支援が集まり、20年に修復工事が完了した。

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