あす(金)は日本海側中心に天気急変のおそれ 落雷・突風・降ひょうに注意

 きょう(木)午後も、全国的に晴れる地域が多くなりそうだ。この時季としては気温が高く、各地とも過ごしやすい見込み。ただ、今夜以降は日本海側から天気が下り坂で、あす(金)は太平洋側を含む広い範囲で大気の状態が不安定となる見通し。天気の急変や落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意が必要だ。

■あす(金)は不安定

 きょう(木)は穏やかな秋晴れの所が多くなっているが、あす(金)は天気の一変する地域が多い。山陰や北陸など早い地域は今夜遅くから、その他の日本海海側もあす(金)午前中から雨の降り出す所があり、局地的に雷を伴い雨脚が強まる見込み。九州南部や四国など西日本の太平洋側は昼前後に、近畿や東日本の太平洋側も午後から夜にかけて、所々で雨や雷雨となりそうだ。

 日本海側はいったん雨が止んだり、日が差す時間があっても、あさって(土)にかけて不安定な空模様が続く見込み。一方、関東から西の太平洋側は、土曜日は晴れる地域が多く、昼間は暖かな陽気となりそうだ。なお、29日(日)は上空の寒気の影響で、新潟から東北にかけて雨雲が発達しやすい見込み。来週前半は高気圧に覆われるが、寒気や湿った空気の流れ込みで、雲の広がる地域がありそうだ。

(気象予報士・高橋和也)

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