発がん性などが指摘されるPFAS 静岡市清水区の化学工場周辺の地下水を調査 11月6日以降に結果の速報値を公表=静岡市

全国各地で発がん性などが指摘される有機フッ素化合物=PFASについて、静岡市の難波市長は10月26日、清水区の化学工場近くの水路や川に続き、地下水の調査も行ったと明らかにしました。事業所と協議し、今後の対応などを決める方針です。

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<静岡市 難波喬司市長>
「事業所も排水から基準値を超える濃度が確認されていると、地下水からもその濃度が検出されていると聞いています」

静岡市の難波市長は26日午前の会見で、発がん性などが指摘される有機フッ素化合物=PFASについて、かつて使用していた清水区三保の化学工場周辺の地下水の調査を行ったと明らかにしました。

調査は、10月17~20日にかけて、工場周辺の井戸5か所で行われ、11月6日以降に結果の速報値を公表するということです。

静岡市は、PFASについて、すでに工場周辺の水路と市内を流れる川の合わせて6つの地点で調査を行い、10月末までに結果の速報値を公表する予定です。

また、30日からの週には事業所による排水や地下水のPFASの調査データをもとに協議し、今後の対応方針などを決めるということです。

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