インドの電動二輪車メーカー、ウォードウィザード・イノベーションズ・アンド・モビリティーは26日、同国西部のグジャラート州政府と覚書を結んだと発表した。2024年までに200億ルピー(約360億円)を投じ、電動二輪車および三輪車向け部品産業の集積地を州内で開発する。
ウォードウィザードによると、集積地には、電動二輪車と電動三輪車の研究開発や、モーターの組み立て、リチウムイオン電池生産関連の施設を整備。充電器やシャシー、コントローラー、鉄鋼部品を含め、同社の調達先を1カ所に集める。雇用創出効果は5,000人超を見込んでいる。
ウォードウィザードのヤティン・グプテ会長兼社長は発表資料を通じ、「今回の覚書は、電動モビリティーと『メークインインディア』に関する当社のコミットメントを確固たるものにする。地元のエコシステムを強化し、環境に優しく、『自立したインド』に貢献したい」とコメント。インドの輸入依存脱却に意欲を見せた。